動物たちにあたりまえの幸せを

動物愛護団体『架け橋』について

毎年長崎県は、殺処分ワーストの常連県です。昨年は１０００匹以上の猫ちゃんが殺処分され、昨年、一昨年は殺処分数全国ワースト１でした。

飼い主に見捨てられたり、迷子だったり、野良猫で繁殖し過ぎてしまったり・・・。

とても残念で悲しい現実ですが、動物管理センターに収容できる数にも限界があります。
センターの職員さん、愛護団体の皆さん、心優しい方々の努力で飼い主さんを見つける活動を懸命にされていますが、現状では構造的になかなか殺処分０を実現することは困難であると思います。

動物管理センター保護された動物、全国どこでも同様ですが、殺処分された後はきちんと供養されていないのが現実です。してあげたくても、予算面や場所の問題があり出来ないのです。慰霊碑などを敷地内に建ててはありますが、遺骨はそこにはありません。遺骨はゴミと一緒に処分されます。行政としてはそうするしか方法がないのです。

私たち「架け橋」は、ペット霊園を母体にしています。
殺処分というとても残念な結果になった動物たちを、最後はせめてきちんと供養してあげたいという思いで立ち上げました。完全にボランティアで慰霊碑を建て、埋葬し、自然に還してあげたい。

そして、少しでも殺処分されることのない状況を作り出してあげたい。
その為には、引き取り手（里親）を探すこと、里親が見つかりやすい環境を作ること、保護されているボランティア団体（愛護団体）さんをサポートすることだと考えています。

私たち自身は、保護犬や保護猫を何十匹と飼育していくことは出来ません。
お世話する施設もありませんし、人員も足りません。
でも、それが出来ないからと言って、何も出来ない訳ではありません。
できることは沢山あります。

活動を一所懸命されている愛護団体さん達もボランティア活動です。
ワクチン代やエサ代、その他の費用を募金や自腹で賄っています。
その方々に対し、私たちが出来ることをサポートしていきます。

また、私自身も感じているのですが、ボランティア活動に対しての敷居が高い、と。
動物への博愛精神を持った心優しい方々が沢山います。
熱心に活動されている団体であればあるほど、「何か力になりたい」と思っている人がいても活動内容や頻度など不安を感じ、その１歩を踏み出せないのではないかとも思います。
自身にできることを、できる範囲でしていける団体を作ることで、第一歩を踏み出しやすい環境を作りたい。
そう思っております。

保護された動物たちと飼い主との「架け橋」になるように・・・

亡くなった動物と天国の「架け橋」になるように・・・

「何かしてあげたい」と思う心優しい人たちとの「架け橋」になるように・・・

そんな想いを込め、この動物愛護団体の名前を「架け橋」と名付けました。